2025/08/22 05:58
ボールに強弱をつけるとき、どのようにしますか。
軽く蹴る、強く蹴る等、蹴り足の勢いで調整していませんか。
蹴り足の勢いで調整する方法も良いのですが、別の方法も覚えたほうが良いですよ。
弱いボールが欲しいときはボールの芯をはずす。
強いボールが欲しいときはボールの芯を撃ち抜く。
ボールの扱い方で強弱を調整する方法がおすすめです。
ボールの扱い方に興味があるなら「ボールの扱い方は芯をはずすか撃ち抜くか」がおすすめです。
なぜ、ボールの扱い方で強弱を調整した方が良いのか。
理由が分かりますか。
蹴り足の勢いで調整する方法だと、走っているときに失敗しやすいから。
おそらく、多くの経験者は知っていると思います。
失敗した経験はあるが、そこを改善しようとは思わなかったのでしょうね。
走りながらボールを軽く動かそうとしたら、ボールが飛んで行った経験はありませんか。
ボールを軽く動かすには蹴り足を控えめに動かさないといけませんが、走っているときは足が勢い良く動きますよね。
発想としておかしいと思いませんか。
蹴り足を速く動かしながら、ゆっくり足を動かす。
無理でしょう。
具体的な場面で考えると分かりやすいでしょうか。
外側にいる選手にボールが来たとしましょう。(サイドの選手)
内側から来たボールを、遠い方の足のインサイドで前に動かしたい。(前を向いた状態で、普段練習しているであろうインサイドでボールを動かすため)
このとき、止まっている状態でボールに触るなら成功しやすいのですが、走りながら触る場合は失敗しやすい。
外側の選手の少し前にボールを出す場面を想像してください。(前に進め、という意味を込めたボール)
走る勢いを利用して、攻撃に勢いを出したい。
味方からのボールに触った瞬間、ボールが大きく前に転がり相手ボール。(ボールが外に出るか、相手が先に触るか)
このような場面を見たことはありませんか。
または、実際に経験したことはありませんか。
外側の選手が分かりやすいですが、内側の選手でも同じですよ。
走りながらボールに触ったら、ボールが大きく動いて相手の方が先に触る。
フォワードが味方からのパスをトラップしたがボールが大きく跳ね、相手ゴールキーパーが先にボールに触る等。
昔の解説だと「トラップが大きくなりましたね」でしょうか。
フォワードは相手ディフェンダーを振り切るために走るでしょう。(少しずらす程度でも可)
走ると足の動きが速くなります。
その状態で、ボールを控えめに触れるでしょうか。
私は、無理だと思います。
走っている時点で、足をゆっくり動かすことは出来ませんからね。(一度、止まるしかない。または、減速)
ボールを触るときに停止してもいいのですが、止まると相手に囲まれますからね。(減速した場合も同じ)
相手ゴールに近ければ近いほど、止まってボールを触ることは難しいでしょう。
出来れば、動きながらボールを触りたい。
しかも、走る動きを妨げない方法でボールを扱えると最高です。
それを実現するのが、ボールの芯をはずす方法。
ボールを蹴るときに失敗したことはありませんか。
足を速く振っても、芯をはずすとボールは少ししか動かない。
ボールの芯をはずす方法なら、走りながらでもボールを弱く動かせますよ。(いわゆる、ミスキックを狙って使う)
今は必要無い人も、いつか使うときが来るでしょう。
相手が強くなればなるほど、ボールの芯をはずす技術が必要になりますよ。
ボールの扱い方で困ったときは、今日のことを思い出してください。
きっと、良い結果をもたらしてくれるでしょう。
今日紹介した記事。