ボールを蹴るときは強い場所を使おう

2025/04/14 05:25

自分に向かってくるボールを蹴るとき、上手に飛ばすことが出来ますか。

遠くに飛ばそうと思っても、ボールの勢いに負けると弱いボールになってしまう。

もし、ボールの勢いに負けるなら、蹴るときに使う場所を変えるといいかもしれません。

筋力は同じでも、身体のどこを使うかで衝撃への強さが変わります。

インステップキックでボールを蹴るとしましょう。

足首から遠ざかるほど衝撃に弱くなります。(例、指の付け根等。下の図い)

サッカーボールを足の甲で蹴るとき、ボールに当てる場所を説明した絵

これとは逆に、足首に近付くほど強くなる。(下の図3が足首。上の図う、も良い)

足首やスネの場所を説明した絵

これだけではピンとこないかもしれません。

他のことで考えると理解がしやすいでしょうか。

分かりやすいように、買い物袋で実験しましょう。(他のものでも可)

買い物袋をヒジで持つ。(ヒモの部分をヒジのところにする)

これなら持ちやすいですよね。

では、指先ならどうでしょうか。

指先(指の付け根でも良い)で買い物袋を支えるのは大変ですよね。(下の図1分20秒以降もおすすめ)

インステップキックで蹴るときに、ボールを身体のどこに当てるかに興味があるなら「インステップキックはどこで蹴るか」がおすすめです。


肉体は同じでも、身体のどこを使うかで買い物袋の持ちやすさが変わります。

買い物袋等を持つときは、身体のどこを使うかを考えないと思います。

自然と持ちやすい場所を選択しているはずです。

これと同じことをサッカーでも行うといい。

素晴らしい肉体をしている人でも、指の付け根等でボールを蹴る場合、弱いシュートになりやすい。

インステップキックやインフロントキックが分かりやすいでしょう。

鍛えられた肉体から弱々しいシュート。

こうなるのは、指導者が勉強不足だから。

重たいものを持つとき、指先だけを使う人は少ないと思います。(例、買い物袋等)

指導者が変なことを言うから、日本人選手が苦しむ。

指導者が日本人選手の足を引っ張っている。

ボールを蹴った経験があるなら、強いボールを飛ばしやすい場所を選択すると思います。

弱い場所を使うから足首を固定しないといけない。

固定を補強や修理と考えるといいでしょうか。

最初から強くて正常な場所を選択すれば、固定する必要はありませんからね。(例、足首等)

どこを使うかは選手の自由です。

ですが、せっかくサッカーをするのですから、良い結果を出しやすい場所を選んだ方がいいですよ。

筋力や蹴り足の振りの鋭さのわりには弱いシュートになる人が少なくない。

これは、ボールに力を伝える部分が弱いから。

指の付け根で蹴ることに慣れている人は、足首で蹴るのが難しいと思います。

なので、まずは浮き玉で試すといいでしょう。

手でボールを持ち、スネでシュート。

足首よりもスネの方が当てやすいので、スネから試すといいでしょうね。

慣れてきたら足首で蹴るといいですよ。

指の付け根との違いは、ボールの勢いで分かるでしょう。

ボールを蹴るときは、ボールが足首に引っかかるように少し曲げると面白いですよ。

足首を曲げる意味は、下の動画の6分30秒以降か、15分10秒以降を見ると分かります。(買い物袋をヒジで持つときに、ヒジを曲げるのと似ています)