サッカーおでんのブログ2

何かが出来たあと、喜びは続くのか

2025/12/02 05:55

何かが出来るようになったとき、どのような反応をするか。

おそらく、喜ぶでしょうか。

では、喜んだ後はどうなるか。

喜びが継続することもあると思います。

しかし、時間が経つと喜びに慣れ、他のことに興味をもつのではないでしょうか。

そうなったとき、次の目標を作るか。

何かを出来るようになったとき、そこで終われば出来たという良い感情のままで終われます。

ですが、次にやりたいことが見つかると、出来ていない状態になる。（気持ちが切り替わる）

次の目標が生まれると、その目標はまだ達成出来ていないので出来ていない状態に戻ってしまいますよね。

多少雑な説明になりますが、算数の九九で例えましょうか。

1の段を覚えた状態で終われば、出来たという感情のまま勉強が終了します。

ですが、2の段に興味を持つと、まだ覚えていない状態になります。

覚えていない状態とは、まだ出来ていないということですね。

そうなると精神的な部分に影響が出ます。

1の段を覚えた時点で学習を止めると、出来たという気持ちで終わる。

2の段を覚えようと行動すると、まだ出来ていないという状態に戻ってしまう。

これを、どのように考えるか。

算数の九九の場合は、9の段まで覚える人が多い。

これは、九九の終わりが9の段であるという考えがあるからですね。（9の段以降も覚える場合もある）

では、サッカーの場合はどうなのか。

どこが終わりだと思いますか。

算数の九九のように、サッカーの9の段は存在するのか。

どう思いますか。

終わりを共有出来れば、教える側も学ぶ側も安心です。

ここまで教えた、ここまで覚えたと明確に意識出来ますからね。

もし、九九の9の段という存在が知られていなければ、3の段を覚えている人は不安になるかもしれない。

「1の段と2の段を覚えて、今は3の段を勉強しているが、九九に終わりがあるのだろうか」

日本人にとって九九は身近であるため、「100の段まで覚えても終わりではないかもしれない」という不安を抱かない。

知識を共有すること、終わりを共有することが安心を生む。

これ、興味深いと思いませんか。

終わりとは、合格でもある。

九九で苦戦する人もいるかもしれませんが、一般的には覚えられる人の方が多い。

このように言えるのは、九九の終わりを日本人で共有しているからですね。

終わりが無いと、どうなるのか。

どうなるか分かりますよね。

いつまでも続く練習。

終わらない罰走。

私よりも、運動部の方が詳しいでしょう。

終わりの無い何かは、心を壊す。

「宿題が終わった！！！」

だから遊ぶ。

親が、子供に手伝いを命令したとしましょう。

「これをして」

「終わったよ」

「じゃあ、次はこれをして」

いつまでも終わらない。

楽しいものではありませんよね。

何かを行う。（学校や職場等でも可）

「これ、手伝って」

「終わりました」

「なら、こっちもお願い」

頑張れば頑張るほど壊れますよね。

周りの分まで作業している人と、他人に作業を押し付ける人の報酬は同じ。

何となく想像出来ますか。

終わりが無いこと、正当な評価がされないことは非常に不愉快だと思います。

サッカーの技術に、終わりはあるのか。

算数の九九のように、9の段を作るといいでしょうね。

ここまで覚えたら大丈夫だ、という共通の認識があれば、教える側も学ぶ側も安心出来る。

サッカーの育成を考えるとき、基礎や基本が重要になってくるでしょう。

では、どこまでが基礎や基本なのか。

どこまで出来れば、出来たと言えるのか。

九九のように、指導者側が基準を用意し選手と共有する必要がある。

私なら、インステップキック、インサイドキック、アウトサイドキックの3つをおすすめするでしょうか。

つま先や足の裏、かかと等は、11かける11や、12かける12のように覚えていた方が便利な技術扱いでしょうか。（11かける11等は1の段等を組み合わせれば解ける）

蹴り方に興味があるなら「インステップキック」や「インサイドキック」、「アウトサイドキック」がおすすめです。

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日本サッカー界で、サッカーの終わりを共有出来れば選手が安心。

おそらく、指導者側も助かると思いますよ。（指導者側が学ぶ内容が明確になるため）

私の予想ですが、指導者側の方が恩恵が大きいと思います。（教える範囲が明確になれば、選手からの質問等に怯えなくて済む）

上で触れた、出来るようになった後の話。

出来たときの喜びは薄れていく。

次の目標を決めたとき、その前に達成したことを覚えているか。

おそらく、指導者の方が忘れているでしょうね。

九九で学んだことを、なぜサッカー指導に活かさないのか。

出来たことには興味が無いからでしょうか。（特に選手の成功）

指導者は、出来ないことばかり探す癖がついていませんか。（特に、選手の欠点探し）

せっかく学んだのですから、サッカー指導にも活かした方がいいですよ。（選手側も同じ）

今日紹介した記事。

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