
2025/10/24 05:50
自分の能力を確認するとき、丁寧にしますか。
それとも、何となくで済ませますか。
能力の確認だと分かりにくいので、試験で考えましょうか。
答え合わせをするとき、何となくするか。
それとも、丁寧に行うか。
普通は、丁寧に行うでしょう。(丁寧に行うのが普通なので、丁寧とは言わないかもしれない。当たり前という表現の方が正しいかもしれない)
学校の試験を想像してください。
教師は、何となく採点するでしょうか。
しませんよね。
何となく正解や何となく間違いだと困ります。
変な表現になりますが、丁寧に採点をすると思います。(ここで言う丁寧とは、気分で正解を変えないという意味)
丁寧に採点をするから能力を比較出来る。
適当に採点されたら能力が分かりませんからね。(能力を理解度と置き換えて考えるといいでしょうか)
ならば、サッカーの能力を確認するときも、丁寧にした方が良いのではないか。
例えば、ボールを飛ばす能力。
使用出来るキックの種類を確認する。
何種類のキックが使えるか。
使用出来るキックの数が同じでも、ボールを飛ばせる範囲が異なるなら能力は違う。
これではピンときませんよね。
なので、具体的に考えましょうか。
3つのキックを覚えた選手が2人いる。(覚えたキックの種類が違う)
1人目は、インステップキックとインサイドキック、インフロントキックが使える。
2人目は、インステップキックとインサイドキック、アウトサイドキックが使える。
使える蹴り方の数は同じですが、飛ばせるボールの範囲が違いますよね。
インフロントキックで飛ばせるボールの方向は、インステップキックやインサイドキックに似ている。
アウトサイドキックで飛ばせるボールの方向は、インステップキックやインサイドキックとは異なる。
具体的な名前を使うと「使用出来るキックの数が同じでも、ボールを飛ばせる範囲が異なるなら能力は違う」と言えることが伝わるでしょうか。
新しいキックを覚えるときは、飛ばせるボールの範囲が広がるか考えてください。
意外と、似たようなキックを覚えている人が多いと思います。
似たようなキックばかり覚える怖さが分かりますか。
一度問題に直面したら、全ての蹴り方が無効になる。
アウトサイドキックに興味があるなら「アウトサイドキックは足首で蹴る」がおすすめです。
「一度問題に直面したら、全ての蹴り方が無効になる」と言われても分かりませんよね。
蹴り方で考えると分かりにくいので、今度は使用する状況で考えましょうか。(水に強いかどうか)
水の無い場所で使うものと、水中で使うもの。
地上で使用するなら、水に濡れることを考えないかもしれない。
濡れない前提で使用するものは、水に弱いことが多い。(例、精密機械等が故障する等)
自分が所有する全ての道具が水に弱い場合、水中で使用することは出来ません。
これが、「一度問題に直面したら、全ての蹴り方が無効になる」という意味です。
サッカーだと、どのような例があてはまるのか。
蹴り足のアウトサイド側(外側)にボールを飛ばしたい場合、イン何とかキックしか使えないと蹴るのが遅れます。(勝負に遅刻する)
トラップが乱れたという表現がありますが、これはアウトサイドキックで蹴りやすいボールになったと置き換えても良いですよ。(実際には、自分から大きく離れる場合もありますが)
または、ボールが海に落ちたと考えるのもいいでしょうか。
自分が持つ道具では対処出来ない場合、全滅する。
生物等で考えるといいでしょうか。
暑さに強い生き物と、寒さに強い生き物。
どちらかしか存在しない場合、不利な状況になったら全滅しますよね。
サッカーだと、点を取れる機会が滅ぶ。
指導者が日本人選手の不幸を願う場合、アウトサイドキックやつま先、足の裏等を禁止するでしょう。
似たような蹴り方しか使えないようにすれば、効率的に選手を潰せますから。
サッカーが認めているアウトサイドキックやつま先、足の裏等を、指導者が勝手に禁止する理由を聞いたことがありますか。
なぜ禁止なのか、丁寧に確認した方が良いですよ。(ただし、直接指導者に質問すると嫌がらせをされる可能性があるので注意)
おそらく、何となく禁止だと思います。(指導者が教えることが出来ないから、が正解でしょうね)
今日紹介した記事。