サッカーに正しい蹴り方や間違った蹴り方は存在しない

2025/10/16 05:45

サッカーに正しい蹴り方は存在するのか。

また、間違った蹴り方はあるのか。

正解を言うと、サッカーに正しい蹴り方や間違った蹴り方はありません。

指導者が勝手に嫌っている蹴り方があるだけです。

なぜ、正しい蹴り方や間違った蹴り方が無いのか。

サッカーのルールに正しい蹴り方の条件が載っていないからです。

正しさに興味があるなら「歩くこととキックの違い。間違った蹴り方とは」がおすすめです。


「間違った蹴り方」という表現を使う人がいます。

例えば、足の内側で蹴る方法で考えましょうか。

間違ったインサイドキックや正しいインサイドキックですね。

この表現、変だと思いませんか。

これだけではピンとこないでしょうか。

では、別の方法でおかしい部分を探しましょう。

つま先を使うトーキック(トゥーキック)。

どこがおかしいか分かりますか。

ボールを蹴るとき、つま先を使うと指導者に否定されることがあるかもしれません。

「トーキック(トゥーキック)は使うな」

指導者に使ったらいけないと言われると、それは間違った蹴り方であると勘違いしてしまう。

勘違いする前に、大事なことを忘れていませんか。

仮に、トーキック(トゥーキック)が間違っているとしましょう。

少し考えて欲しいのですが、間違った蹴り方に、わざわざ名前をつけますか。

私ならつけません。無駄ですから。(違反行為等に名前が付いていることがありますが、そこまで細かく分けないと思います。例、親指の付け根で蹴るのが大丈夫なら、つま先やかかとも問題無いでしょう。つま先やかかと等が駄目だとしたら、親指の付け根も禁止すると思います)

アウトサイドキックやヒールキック。

なぜ、名前がついているのか。

他の蹴り方と区別するためですよね。

では、なぜ区別する必要があるのか。

それは、区別しないといけないからです。

区別しないといけないとは、それらが同時に存在する可能性があるから。

この意味が伝わるでしょうか。

同時に存在するとは、認められた蹴り方であるという意味です。

認められているから名前がある。当たり前ですね。

正しい蹴り方や間違った蹴り方。

それは、誰が判断したものでしょうか。

サッカーのルールは、色々な蹴り方を認めています。

それを指導者が勝手に禁止する。

最近、日本代表がブラジル代表に勝ちましたよね。(3対2で日本の勝ち)

ブラジル代表はアウトサイドキックを使う。

なぜか。

サッカーで認められている蹴り方だから。

禁止されていないからですね。

禁止と聞くと悪いことのように思えますよね。

ですが、身近なもので考えると印象が変わりますよ。

親が漫画やアニメを禁止する。

どのように感じますか。

私なら、漫画やアニメが嫌いな保護者なのだなと思います。

次は、健康上の理由でお酒を禁止された場合。

これだと印象が変わりますね。

命等にかかわるため、飲んだらいけない。

同じ禁止でも印象が違いますね。

では、サッカーの蹴り方に戻りましょうか。

アウトサイドキックやヒールキック等は禁止。

どう思いますか。

私には、ゲーム等が下手な子が「その技を防ぐことが出来ないから使うのは禁止(指導出来ないから使用禁止)」と言っているように思えます。

同じ禁止でも、印象が大きく変わりますよね。

サッカーには正しい蹴り方も間違った蹴り方もありません。

なので、気にせず色々な蹴り方を試すといいでしょう。(ブラジル代表の蹴り方を参考にするのも面白いですよ)

今日紹介した記事。