シュートを撃つときの流れ

2025/09/18 05:30

シュートを撃ちたいとき、そこまでの流れを考えますか。

ある程度慣れている人は、意識しなくても撃てるかもしれません。

ですが、シュートに慣れていない場合、ぶつ切りになることが多いです。

最初はぎこちなくても良いので、シュートまでの流れを意識しましょう。

シュートを撃つとします。

ボールが自分のところにある。

では、どうするか。

直接狙っても良いですね。

ドリブルで運んでから撃つのもいいでしょう。

色々な形があると思いますが、直接撃たない場合を考えましょう。

ドリブルやトラップをしたあとにシュートを撃つ場合、流れが自然ですか。

完璧な料理を作ったとしても、お客さんに出す前に地面に落としてしまうと意味がありませんよね。

サッカーのシュートも同じですよ。

ドリブルやトラップが良くても、シュートを撃てないなら意味がありません。(ただし、他の狙いがある場合等は除く)

一般的なドリブル練習やトラップ練習を観察してください。

シュートが無いでしょう。

ドリブルやトラップのあとにシュートを撃つ練習はありますよ。

ですが、それはシュートではない。

ぶつ切りになったサッカーなだけ。

試合では使えないでしょうね。

なぜ、試合で使えないと言えるのか。

それは、相手を意識していないからです。

誰もいないところでのみ成功するシュート。

では、どこを改善すれば良いのか。

簡単です。

着地数を改善すれば良い。

着地数とは、最後にボールを触ってからシュートを撃つまでに着地した回数のことです。

この着地数が多いほど、相手がいると通用しないでしょう。

着地数に興味があるなら「決定力、得点力は着地数で決まる。決定力を上げるコツ」がおすすめです。


同じドリブルやトラップからシュートを撃ったとしても、着地数が違えばシュートの質が変わります。

具体的に言うと、着地数が最速なら多少雑なシュートでも入るが、着地数が多いと完璧なコースを狙っても入らない。

この違いは、相手の準備が関係します。

着地数が最速なら相手が準備出来ないため、無人のゴールにシュートを転がすのと同じ。

着地数が多い場合、相手が守る準備を済ませているため、シュートを決めるのが難しい。

カウンターで考えると伝わるでしょうか。

相手ゴール前に人数が少なくても、シュートを撃つまでに時間をかけると相手が戻りますよね。

相手が戻る前にシュートを撃つか、全員戻ってからシュートを撃つか。

普通なら、相手が戻る前にシュートを狙いますよね。

着地数に興味が無い人は多いと思います。(特に育成年代の指導者)

意味の無いシュートを撃っても入らない。

なぜなら、相手を考えたシュートではないから。

相手を考えたシュートとは、試合を想定したシュートのこと。

試合をしないと、相手がいる場面を想像出来ませんよね。(ある程度、想像力で補うことは出来ますが)

練習と試合では、相手から感じる迫力も変わると思います。

試合が身近な環境で育つ選手ほど、着地数の意味を理解出来ると思いますよ。(選手の上手さに関係無く、試合が身近であることが正常です)

少し、面白い話をしましょうか。

経験者の中で、そこそこ上手いとされる選手。

ボールを最後に触ったのを0(ゼロ)とした場合、1、2、3、4、5、6でシュートを撃つでしょうね。

人のシュートを見る機会があれば、数字を数えてください。

おそらく、6でシュートを撃つ人が多いでしょう。(私が見たときは6でシュートを撃つ人が多かった。これでも早い方)

試合に出る選手がシュートを撃てないのは、着地数が多いから。(6で蹴る人は相手の足にシュートが当たりやすい。守備側が間に合う)

シュートが遅いと全てが遅くなりますからね。

着地数は、相手の能力を知るためにも使えますよ。

着地数は最速がおすすめです。

今日紹介した記事。