シュートが上手くなる考え方

2025/09/14 05:25

シュートを撃つときに、身体のどこを使いますか。

地面にあるボールの場合、足首より先が多いでしょうか。

例、足の甲や足の内側、足の外側。(インステップ、インサイド、アウトサイド等)

では、空中にあるボールを蹴るときは、どこを使うのか。

地面にあるボールを蹴るときと同じですか。

それとも、違いますか。

地面にあるボールの場合、地面を蹴ってしまいそうですよね。

では、空中にあるボールならどうでしょうか。

おそらく、怖くないと思います。

浮き玉で怖いと感じるとしたら、自分に向かって飛んで来るときでしょうか。

今回は、自分で浮かせたボールを蹴ることを考えるので、ボールが怖くない前提で進めます。(足で浮かせるのが難しい場合は、手で浮かせると良い)

空中にあるボールを蹴るとき、身体の向きをどうするか。

毎回、身体がボールを飛ばしたい方に向いているとは限りません。

なので、大胆に考えましょうか。

相手ゴールに対して、横を向いているとしましょう。

この状態でボールを蹴るとき、一般的な蹴り方では難しいですよね。

足首を曲げても伸ばしても、ボールを横側に飛ばすことは難しい。(不可能ではありませんが、指導者から押し付けられる蹴り方では難しいでしょう)

ここで少し工夫します。

蹴り足のスネで蹴る。(下の図7の形で蹴る)

足を前後に振る動きを説明した絵

スネを使うことで、身体の向きを気にせず相手ゴールにシュートを飛ばせます。

スネの話をする前に、胸トラップの話をしておきます。

胸トラップをするとき、胸の向きはどうなっているでしょうか。

おそらく、ボールを動かしたい方に向いていると思います。(単純に胸トラップする場合はボールの方を向いているが、角度を変えたい場合はボールに対して斜めを向く。または、触れる瞬間に胸の向きを変える等)

胸を胸として認識するのではなく、右肩や左肩を中心に考えてみましょうか。

右肩から左肩まで一つの棒だと考え、その棒にユニフォームがかかっている場面を想像します。

洗濯物を干す場面を考えるといいでしょうか。

このときのユニフォームと棒の向きを意識すると、面白いことが分かりますよ。

浮き玉を蹴るときにスネで蹴ると話しました。

スネを、洗濯物を干す棒だと考えると、身体はゴールに対して横を向いているはずが、スネだけで考えるとゴールの方を向いていることになります。

これだと、意味が分かりませんよね。

なので、ヒザと足首を使いましょうか。

スネと言われると、長い棒状のものだと認識する。

今度は表現を変えて、ヒザから足首までの間と考える。

そうすると、胸トラップで触れた話を思い出しませんか。

胸を胸として考えるのではなく、右肩から左肩までつながる長い棒と考える。

右肩と左肩を、ヒザと足首に変えてあげると、スネになります。

胸とスネが同じ形になる。

そうなると、ボールの方に胸を向ける胸トラップと、ボールに対して横を向いた状態でスネで蹴るシュートは同じになります。

想像力の話になりますが、胸トラップ(右肩から左肩までの長い棒)とスネ(ヒザから足首までの長い棒)でのシュートが同じになりますからね。

ここまでの説明ではピンと来ないと思うので、スネにユニフォームを干している場面を想像してください。(下の図7の足にユニフォームを干す場面を考える)

足を前後に振る動きを説明した絵

上手く伝わるか自信がありませんが、スネが胸になります。

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現時点では説明を補う材料が少ないため伝えるのが難しいのですが、想像力を働かせると胸トラップとスネでのシュートが同じになります。

違いは、頭の位置です。

長い棒の真ん中に頭があるのが胸。

長い棒から離れた場所に頭があるのがスネ。

説明が難しいですが、想像力を働かせるとスネと胸が同じになり、他の部分とも共通している部分が見えてくるでしょう。(このまま進むと、身体の使い方ではなくボールの扱い方が分かるようになる)

そうなると、身体のどこを使うかではなく、ボールのどこを扱うかという発想になるでしょう。

身体の使い方が大事だと思うのならば、身体の一部である頭の使い方も意識してください。

胸トラップとスネでのシュート、実は同じことをしていますよ。

使用する身体の場所が違うだけで、していることは同じ。

どこに注目するか。

何を中心に考えるか。

考え方は結構大事だと思います。(見る目にも影響を与えるでしょう)

書いた本人も良い説明ではないと感じるので、読む側は大変だと思います。

伝わりやすさを少しでも上げるために、サッカーに関係するもので例えた文章も加えた方がいいでしょうね。

胸とスネの話は、副審が使用する旗(フラッグ)で考えるのもいいでしょうか。

旗(フラッグ)の棒の部分が、胸だと右肩から左肩で、スネだとヒザから足首。

副審が使用する旗(フラッグ)を、どのように見るか。

腕で持つと考えると頭から遠い位置にあるため、スネで蹴ったときのようになる。

旗(フラッグ)の棒の部分を中心に考えると胸になる。(自分が旗だと考える場合)

これ以外でも、試合の観戦場所で考えるのもいいでしょうか。

日本代表が相手ゴールに攻めているとします。

試合中継等では、両方のゴールが見やすいように、選手を横から見ますよね。(テレビ等で試合を観戦するときの位置)

ゴール裏から観戦する場合、見え方が変わります。

日本代表が相手ゴールにシュートを撃ったとしても、観戦場所の違いで見え方が変わる。

この違いが、胸とスネの違いです。

ボールが飛ぶ方向は同じだが、見る人の位置によって見え方が変わる。

この説明を加えても、説明が十分であるとは言えないでしょう。

ただ、最初のときよりは伝わりやすくなったでしょうか。

同じ日本代表のシュートでも、どこで見るか(頭がある場所)によって感じ方が変わる。

まだ説明の仕方が良くないので、伝わりやすい方法を考えておきます。

胸トラップはゴール裏から見た感じ。

スネでのシュートは、テレビ等で見る試合に似ている。

観戦場所を変更して比較すると、胸とスネが同じことが分かりますよ。(副審が使う旗で考えるのも良い)

良い説明が用意出来ませんでしたが、一番良さそうな例で考えるといいでしょう。(身近なもので考えた方が理解しやすいことが多いかもしれない)

私の方で、良い説明の仕方を探しておきます。

今日紹介した記事。