どこで蹴るかと、どこを蹴るか

2025/08/25 05:30

ボールを蹴るときに意識することは何か。

何を意識しますか。

身体のどこで蹴るか。

それとも、ボールのどこを蹴るか。

身体のことを意識する人が多いでしょうか。

指導者が身体の使い方を重視することが多いので、ボールのことを意識する人は少ないでしょうね。

実は、ボールのどこを蹴るかが大事ですよ。

ボールの蹴り方に興味があるなら「どこで蹴るかより、どこを蹴るかが大事」がおすすめです。


ボールの芯を撃ち抜くと、強いボールが飛びます。

これは、指導者も言うことでしょうか。

ボールの芯を蹴るために、色々な工夫をする。

工夫の仕方で違いが出る。

ボールの蹴り方を教わったときに、正解がある前提でしたか。

正解があるなら、間違いもあるでしょうね。

正解がある前提だと、間違った蹴り方だと否定されることが多くなります。

指導者が認める蹴り方だけが正しいことになる。

これでは失敗が増え、自信を失う選手が増えるでしょう。

正解は指導者にしか分からないのですから。

サッカーのルールに、正しいボールの蹴り方は載っていないはずです。

ならば、正しい蹴り方は存在しない。

正しい蹴り方が無いなら、間違った蹴り方も無い。

この知識が無いと、サッカーが難しくなるでしょう。

なぜ、難しくなるか分かりますか。

サッカーと関係無いことに気を取られるからです。

意識することが増えると、集中力が続かないことが多いですからね。

サッカーを勝手に難しくしていませんか。

サッカーを学校の教科で考えると、何に含まれるでしょうか。

国語、算数、理科、社会等。

サッカーは体育でしょうか。

体育と国語は違いますが、切り替えが出来ますよね。

違う教科だと認識しているので、切り替えが出来るのでしょう。

ならば、サッカーも複数あると考えるといいですよ。

正しい蹴り方があるとするサッカーと、正しい蹴り方は存在しないというサッカー。

この2つのサッカーを切り替えて使えば大丈夫です。

授業(科目)に合わせて教える先生が変わることがあります。(体育は、担任の先生とは違う人が教えることが多いでしょうか)

それと同じように、指導者に合わせてサッカーの教科書を変える。

正しい蹴り方があるとするサッカーか。

それとも、正しい蹴り方は存在しないというサッカーか。

蹴り方を教える人を観察すると、説明の仕方が結構違いますよ。

正しい蹴り方があるとするサッカーの場合、「これ以外、間違いだ」という攻撃的な内容。

正しい蹴り方が複数ある、または正しい蹴り方は存在しないというサッカーの場合、「私は、このように蹴っています」という丁寧な内容。(または、良いとされる蹴り方が変わる前提の話し方をする)

相手の発言内容に注目するのも面白いでしょう。

上手い人ほど、試合を見る機会が多い。(出場しない試合や勉強用としての観戦等も含む)

試合を見れば、色々な蹴り方があることが分かりますからね。

様々な試合に触れるほど「正しいとされる蹴り方が1つである」という考え方から遠ざかると思いますよ。

今日紹介した記事。