自分が選んでいない道にお宝が眠っているかもしれない

2025/08/24 05:35

迷路で行き止まりになったとき、どのようにしますか。

私なら、一旦進んできた道を戻ります。

分かれ道まで戻ったら、まだ選択していない道を進みます。

おそらく、他の人も同じでしょう。

行き止まりになったら、違う道を探す。

この発想をサッカーでも出来ると上手くなりますよ。

行き止まりで足踏みを続けても、ゴールすることは出来ませんからね。

迷路と成長は似ています。

ゴールに続く道を見つける遊び。

なかなか上達出来ないと感じているなら、違う道を探してみるのもいいですよ。

迷路と上達の関係に興味があるなら「迷路で学ぶ上達や成長が早い人の特徴。透明な迷路問題」がおすすめです。


サッカーで色々な道を見つけましたか。

指導者の言うことを聞いているだけの人は、分かれ道に気付けないかもしれません。

サッカーの分かれ道は迷路と違い見えないため、本人が意識しないと分かりませんよ。

ですが、見つけるのは簡単なので安心してください。

何かをすると、分かれ道が発生します。

これだけでは意味が分からないので、次は具体的に触れましょう。

何かをすると、分かれ道が生まれます。

この「何か」にサッカーの何かを入れることで分かれ道が見えるようになります。

ボールを蹴るときに「足首を固定する」という考え。

足首を固定する、という道が生まれたので、固定しない道も同時に生まれます。

何かをすると、分かれ道が発生しましたね。

足首を固定する蹴り方があるなら、固定しない蹴り方もあるのではないか。

どう思いますか。

「ボールを蹴るときは足首を固定すべきだ」

こう考える人にとっては、分かれ道は存在しないでしょう。

足首を固定しない蹴り方が存在すると思えないのですから、分かれ道に気付くことは無い。

一種の常識と思われていることが、分かれ道を生んでいることがありますよ。(今回の話だと、足首の固定)

足首を固定する蹴り方があるなら、固定しない蹴り方もある。

私は、固定しない蹴り方も使います。(固定する場合もありますよ)

何かをすると、分かれ道が生まれる。

この意味が伝わるでしょうか。

ボールを蹴るときは、軸足のつま先をボールを飛ばしたい方に向ける。

これも、分かれ道を生みます。

かかとを使うヒールキックは、軸足のつま先をボールを飛ばしたい方に向けませんよね。

ボールを飛ばすときは、軸足のつま先をボールを飛ばしたい方に向けると考える人は、かかとを使う相手に苦戦するでしょう。

なぜだか、分かりますよね。

自分には思い付けないことをされるからです。

ゲームで考えると分かりやすいでしょうか。(ロールプレイング・ゲーム、いわゆる、RPGが分かりやすい。勇者が魔王を倒して世界を救う話が多い)

洞窟を進んでいると、分かれ道がある。

自分が選ばなかった道に宝箱があり、その中に特殊な武器が入っていた。(ここでは、ヒールキック)

知らない武器を使われると対応が出来ませんよね。

同じ武器を持っていれば防ぎ方も思い付きやすい。

ゲームのように一人で遊ぶなら問題ありませんが、サッカーは対人戦ですからね。

自分が知らない攻撃をされると勝つのは難しいですよ。

今まで、かかとを使う選手を見たことが無いなら、ヒールキックを使えなくても問題ありません。

更に、相手に負けて良いなら、指導者に言われたことだけをすればいいでしょう。

そのゲームに興味がある人は、冒険を探索するでしょう。

余裕が無い場合は探索を後回しにするかもしれませんが、体力や道具等に余裕があるなら時間をかけて探すと思います。

過去に誰かが探して宝箱が無いと分かっているなら、探す必要はありませんよ。

他者の攻略情報が役に立つのは、全員同じ洞窟を探索するからです。

サッカー選手が進む道は全員同じですか。

違いますよね。

指導者が進んだときの洞窟と、自分が進むときの洞窟が同じとは限りませんよ。

なぜ、サッカー選手全員が、同じ洞窟を進むという前提で指導が行われているのか。

指導者が楽をするためではありませんか。

たとえゲーム内の同じ洞窟でも、探索者の能力が低いと隠し扉を見落とすことがあります。

最初に触れた、足首を固定するという話。

私が読んだ本によると、ブラジルでは足首を固定するという考えは無いそうですよ。

固定しても良いし、固定しなくても良い。

私がサッカーを始めた頃、自分好みのボールを見つけるために、足首を固定しない道を探した。

色々探していたら、ブラジルに同じような考え方があると知りました。

様々な国のサッカー情報を参考にしているところは多いですが、ブラジルサッカーを参考にするところは少ない。(私の知る限り、ブラジルは存在しない扱い)

ブラジルの話は「スポーツ扇風機から学ぶサッカー上達法とは 8、スポーツ扇風機から学ぶサッカー上達法とは、ゴールしたから言えること」で触れています。余裕がある人は「ゴールしたから言えること」の1つ前の「サッカーおでん」の昔話から読むことをおすすめします。


分かれ道に気付き、違う道も探検する人が通常とは異なる上手さを手に入れるのだと思います。

簡単に済ませたいなら、指導者の言いなりになるといいでしょうね。

サッカーは所詮、遊びですからね。

好きに遊ぶといいですよ。

今日紹介した記事。