扇風機を観察するとサッカー上達法が分かる

2025/07/31 05:25

ボールを自由に扱いたいとき、怒鳴ればいいでしょうか。

痛みを与えるとボールは思い通りに動きますか。

普通の人なら動かないと答えるでしょう。

しかし、指導者はボールに恐怖を与えることで上手くいくと答えるでしょうね。

この異常さが分かりますか。

怒鳴り散らしても、思い通りにいかないことに気付けない指導者が非常に多い。

ボールで考えると難しいので、扇風機を使いましょうか。

最近、暑いですよね。

強い風が欲しいので扇風機の「強」を押す。

強を押せば、強い風が出ます。

では、「弱」を押すとどうでしょうか。

普通なら、弱い風が出ると考えますよね。

ですが、指導者は強い風が出ると信じているようです。

なぜ、「弱」を押して弱い風が出たのか。

指導者の答えは、「身体の使い方が間違っていたから」でしょうね。

扇風機からサッカー上達法を知りたいなら「スポーツ扇風機から学ぶサッカー上達法とは」がおすすめです。


扇風機の「弱」を押せば、弱い風が出るのは当たり前ですよね。

押す指を変えたり、使う手を変えても結果は変わりません。

なぜなら、風の強さは、扇風機のどこを押したかで決まるから。

指の角度を変えて弱を押しても、強い風は出ませんよね。

どこかの誰かが変なことを言う。

「指の角度を変えたら風が強くなった」

指を曲げたことで、弱では無い場所を押したのでしょう。(おそらく、中を押した)

だから、風が強くなった。

仮に、扇風機の使い方を指導者に習うとしましょうか。

弱を押すときの指の角度を変えても風の強さが変わらないとき、どのように思いますか。

私なら、何度行っても成功しない場合、そのやり方が間違っている可能性を考えます。

ボールの扱い方を知りたいなら、扇風機を知るといいでしょう。

扇風機は身近なものなので、観察がしやすい。

「弱」「中」「強」と書いてある部分があり、それらを押してみる。

何が弱なのか。中とは何か。これまでの反応から、強を押したときの結果を想像出来るか。

おそらく、多くの日本人選手は正しい答えを見つけると思います。

ボールも同じですよ。

弱いボールを飛ばす蹴り方を選択した場合、身体の使い方を変えても勢いは変わりません。(多少は変化しますが分かりやすい変化は無い)

ボールの勢いは、ボールの扱い方で決まります。

芯を撃ち抜いたら強いボール。芯をはずすと弱いボールになる。

答えが分かれば簡単ですよね。

芯をはずす蹴り方をする場合、蹴り足を速く振っても限界がありますよ。(例、ボールと地面の間を刈るように蹴る等)

強いボールが欲しいなら、芯を撃ち抜くと良い。

ボールの扱い方を知りたいなら「ボールの扱い方は芯をはずすか撃ち抜くか」がおすすめです。


自分のボールに満足出来ないなら、考え方を変えるといいでしょう。

経験者は、インフロント系の蹴り方を習っていると思うので、芯をはずす蹴り方だけの選手が多いはず。

芯を撃ち抜けるようになると威力が変わりますよ。

今日紹介した記事。